http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20060531-OHT1T00055.htm

西武3−2広島(30日・インボイス西武)
余力十分―7回2/3を6安打2失点。
涌井は涼しい顔をして、128球でマウンドを降りた。
「まだまだ全然、行けました」1点差の接戦を制して、高校(横浜高)の先輩・松坂に次ぐ、
リーグ2位タイの6勝目をマークした。
8回2死からの継投を決断した伊東監督。
「涌井の場合、力勝負で行けば、そんなに間違いはない」
初回、3回に1点を失っても、安心して投球を見守っていた。
4回以降は「3人で終わらるせつもりで投げろ」という指揮官の檄(げき)に応え、
二塁を踏ませぬ快投を見せた。

この日、巨人戦で完投勝利を挙げた日本ハム・ダルビッシュとは同い年。
「電話すると、いつも野球の話。あっちも頑張ってるみたいですね」互いに刺激し合う存在。
好敵手の頑張りもあり、涌井は今季の目標とした5勝を突破した。
昨秋、投球フォームが2段モーションと指摘されて苦しんだが
「一からやり直したことで、逆に良いフォームを手に入れた」と荒木投手コーチは説明する。
「これからも原点に戻ったつもりでやります」
6月に20歳になる右腕の安定感は、本物になりつつある。

インボイス 試合時間 - 2:50 観衆 - 10099
3回戦
広島
1 0 1 0 0 0 0 0 0 - 2
西武
0 3 0 0 0 0 0 0 X - 3


勝投手 : 涌井 ( 6勝3敗 )
敗投手 : 佐々岡 ( 5勝3敗 )
セーブ : 小野寺 ( 13セ )