吉原選手への手紙
今回(2003年)のワールドカップを見て新たに吉原さんのファンになった者です。
バレーファンとしては経験が浅く、前回のワールドカップ(1999年)からなので、まだ4年位です。
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(中 略)
テレビで言われていたのは「困った時の吉原」とか「誰よりも早くコートに出て、誰よりもたくさん練習する」ということでした。
また、ご自身が積極的に指導するというよりも、後ろ姿を見てついてくるように仕向けるタイプという印象を受けました。
(間違っていたら訂正して下さい)
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(中 略)
話は変わりますが・・・。
私がバレーボールにハマり始めたのは、上にも書きましたように1999年(平成11年)のワールドカップです。
ちょうどその年の6月に体調を崩し、入院・手術を経て退院したあとの自宅療養からリハビリへとstep-upしている最中でした。
何気なくテレビを見ていたらワールドカップバレーが放送されていて・・・。
「世の中に、こんなにspeedyでこんなにdramaticなスポーツがあったのか!」と感動して以来ちょうど4年になります。
この間、Vリーグ、V1リーグは何回か観戦しました。
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(中 略)
今年、2003年11月、4年ぶりにワールドカップが始まり、吉原さん、あなたのプレーとガッツに「この人、すごいわ〜」と、
4年前と同じ感動を頂いたのです。
4年前まではバレーボールに関して無知に近い状態でした。
前回のワールドカップ以降、雑誌やインターネットで勉強したり、何回か観戦しました。
しかし、大変失礼ながら、今回のワールドカップ前までは、あなたの球歴はほとんど知らず、
名前を聞いたことがある…という程度でした。ごめんなさい。
ただし、大林さんのホームページに書いてあることと、
高校時代にバレー部だった同級生から聞いたこと(日立のこととイタリアのこと)は予備知識として知っていましたが、
本当にそうなのかを確認する術をしりませんでした。本当にすみません。
しかし!
あなたのプレーをテレビで見て「是非とも生(ナマ)でこの人のプレーを見てみたい」と思うようになりました。
理由は、私自身もよく分かりませんが、表情や動作から気迫というか精神力というか・・・。
そのようなものが画面を通じて伝わってきました。
テレビでは時々アップになって映し出されます。
するどい目つきや渾身のガッツポーズを何回も見ているうちに、物静かに語るインタビューとは違った意味で、
私の心に響くものがありました。特に韓国戦とポーランド戦はそれが強かったようです。
この人(吉原さん)はバレーを通じて何かを言いたいのかもしれない・・・と感じられるようになってきました。
それが一体、何なのかはよく分かりません。
だから確認する為に、自分の目と肌で確認する為に、12月から始まるVリーグを見に行きます。
国内のリーグ戦と世界レベルの大会とでは、気の持ちようが違うかも・・・と思いましたが、
前出の同級生が「吉原さんはそんな選手でない」と教えてくれました。
キューバに勝った後のインタビューで「アテネに連れて行ってくれますか?」と聞かれ、
「ハイ、頑張ります」と答えていましたよね!?
本当に日本の女子バレーチームがアテネオリンピックに出場したら、私は仕事を休んで、
有給とボーナスを使ってアテネの会場に行きます。
全く違う業界なので、1回でもお話させて頂く機会があれば・・・とは思いますが、それはあり得ないことなので、
1ファンとして吉原さんのプレーに注目していきたいと考えています。
最後になりましたが、ここで1つお願いがあります。
吉原さん、あなたのプレーを見ていると元気が出てきます。
お身体には日頃から十分気を付けているとは思いますが、時々は身体だけでなく精神もゆっくりと休ませながら、
より一層のケアーをして「1年でも、1日でも、1試合でも多く」コートに立ち続けて下さい。
そして、私達ファンを元気にして下さい。
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