http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20070429-OHT1T00067.htm
◆西武7―2ロッテ(28日、グッドウィル)
ゆっくりとベンチから歩き出し、西口が拍手でチームメートを出迎えた。
いつもと変わらぬポーカーフェースも、心はロッテから首位を奪い返した充実感に満たされていた。
7回を7安打されながら2失点でまとめるベテランらしい投球で早くも5勝目(1敗)。
3、4月の月間MVPも百戦錬磨の右腕が大きく引き寄せた。

「きょうは疲れた。相手も相手だったし、気持ちも入っていたから」宝刀スライダーに加え、
フォークでタイミングを外す巧みな投球術。
5回は今江に2点適時打を浴びても、味方の効果的な援護で踏みとどまる。
前回21日のオリックス戦は3回0/3で7四球を与えて6失点と大崩れしたがこの日は1四球。
「前回の反省を生かして低めに集めていた」と伊東監督も安心の投球だった。

努力を人に見せることはない。だが、やるときはやる。
大事なゲームでの登板では普段より10分ほど早く試合前のブルペンに入る。
この日もそうだった。
わずかな時間差だが、そこに意味があった。
荒木投手コーチも「気合が入っていたのが分かった」と右腕の気持ちを感じていた。
85球の省エネ投球は、9連戦を見据えて中5日登板を考えてのもの。
プレゼントでもらったメロンを抱えながら「次はどこか分からないけど、頑張ります」と西口。
だが、チームの稼ぎ頭としての自覚は、十分に胸に秘めている。



http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20070428-OHT1T00195.htm
◆西武7―2ロッテ(28日、グッドウィル)
西武が9連戦のスタートで首位奪回した。
先発の西口が7回2失点の快投、次回登板までの間隔が短くなるため85球でベンチに退いたが
月間MVPを引き寄せる5勝目を挙げた。
「(球数の)85以上に疲れた」と西口。
「この前、駄目だったので気合を入れてきた。
相手も相手なので必死にいった。最初から飛ばしていった」と満足そうだった。



http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200704/bt2007042905.html
(パ・リーグ、西武7−2ロッテ、6回戦、西武3勝2敗1分、28日、グッドウィルドーム)
西口がこの試合まで防御率1.50でトップだった小林宏に投げ勝ち、
ハーラーダービー単独トップの5勝目。チームも4日ぶりの首位に返り咲いた。
前回21日のオリックス戦では6失点で四回も持たなかった。
「この前、駄目だったので気合を入れてきた」と、
この日はエースとして絶対に負けられない思いでマウンドに上がった。
4勝で並んでいた涌井は今月中の登板はないだけに、
一昨年の7月以来、通算5度目の月間MVPの獲得に大きく近づいた。



http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200704/bt2007042910.html
(パ・リーグ、西武7−2ロッテ、6回戦、西武3勝2敗1分、28日、グッドウィルドーム)
小林宏が今季初黒星を喫した。立ち上がりこそ無難に切り抜けたが、
三、四回に得点を許すと続く五回、G.G.佐藤にとどめの3ランを被弾。
今月は3連勝中で、1.50の驚異の防御率で臨んだ首位攻防カード初戦だったが、
5回9安打6失点(自責5)と打ち込まれ、
「全体的にコントロールが悪かった。
まっすぐがシュート回転して真ん中に入ってしまった」と悔しさをかみ殺した。